親子の確かな絆への導きのために

赤ちゃんと女性

親子の確かな絆への導きのために


LINEでカウンセリング はーとぴあら 小島江津子

自身も幼少期から心の病とたたかい、そこで出会ったカウンセラーの方のおかげで、大量に服用していた薬も徐々に減っていく。カウンセリングの大切さを知り、同じような境遇の人の力になりたいと思い現在に至る。

【資格】メンタル士心理カウンセラー/メンタル心理インストラクター/チャイルド心理カウンセラー/子供心理カウンセラー


目次

胎児期

胎児は母親のお腹の中にいる時からさまざまな刺激を受けています。
特に母親に対してはとても敏感に感じとっています。
母親の体内で過ごす時間が長いからとも言われていますが、母親の感情にも敏感になります。
母親が悲しい時、怒っている時、胎児は不快な感情を抱きます。
母親が楽しい時、嬉しい時、 胎児も快の感情を抱きます。
母親の体内の中ですでに 不快 快 を感じとっています。
音もかすかですが聞こえています。
特に母親の声には反応していると言われます。
音も同じく、母親の感情で 不快 快を感じています。
産まれる前から子育てに自信が持てない…
私は良い母親になれるだろうか…
真面目に向き合い責任感の強い母親ほど産まれた先ばかりの事を考えてしまいます。
当然多少の知識を入れる事は、 問題ありませんが、知識の詰め込み過ぎは、かえって迷いばかりが募る事になりかねません。
子育てに、正しい、間違いなんてありません。
マニュアルも存在しません。
妊娠中は女性ホルモンのバランスが乱れもあり、体調を崩しやすくなり、心のバランスも崩れやすくなります。
その上自分の身体なのに思うように動かす事もできず、孤立感を感じ、ストレスや心のコントロールが上手くいかず一人で抱えてしまい、マタニティブルーに陥ってしまう事もいなめません。
可能であれば少しでも自分自身の時間を作り、ゆとり、リラックスを心がけ、産まれてくるかけがえのない新しい命を待ちとおしく思える時間を作る事が大切です。

乳児期

赤ちゃんが産まれて目が見えはじめる頃は、初めに認識するのも母親と言われています。
母親が動く方向を目で追い、抱っこされた距離が赤ちゃんにとって認識しやすい距離と言われています。
抱っこを頻繁にするのは母親ですから、赤ちゃんにとって、一番信用と安心のおける人が母親になります。
親の姿が見えなくなると不安になり、急に泣き出す事がよくあります。
そして母親が姿を現すとピタッと泣きやみ、再び遊び出す。
母親が近くにいる事を確認しながら遊ぶ赤ちゃんもいます。
この状況は赤ちゃんは、母親を 安全基地 と捉えています。
また、怖い思いや不安を感じたり、痛みを感じた時に母親の元へ、いき泣いて助けを求めます。
この状況は赤ちゃんが母親を 安全の港と考え自分の居場所を作っています。
このように、赤ちゃんは母親を 安全基地 安全の港 として愛情を形成していく事で 赤ちゃんは自分の負の感情を、コントロールしています。
ですからか関わり方によっては愛情の形成の質は変化して、それぞれの形がある事になります。
色々な親子関係があるように、愛情、愛着の質もさまざまです。
愛情、愛着の形成ができるか、できないかも含めて親の関わりが大きく影響していきます。
赤ちゃんが産まれると、それまでの生活が変わってしまいます。
生活の全ては赤ちゃんが中心になり、家事や自分の事もままならなくなる人もいるでしょう。
そんな時に母親としての自信を失ってしまい、時には育児ノイローゼに陥ってしまう人も少なくありません。
しかしながら、赤ちゃんが初めてこの世界を見るように、母親にとっても、赤ちゃんがいる生活は初めての世界になります。
子育ては ほどよくあること 初めのうちは育児に没頭して、赤ちゃんの欲求を満たし、その状態から徐々に徐々に抜け出すタイミングが大切になります。

幼児期

成長に伴い赤ちゃんから子供に 成長し、子供の方からの何かしらのシグナルやSOSがあってからその欲求を満たしていく事が大切です。
子供は成長するにつれさまざまな要求をしてきます。
母親は要求を先読みせずに子供の方からの働きかけがあってからそれに応えていく事が大切です。
勿論、母親だけでは子供の要求を一人で担えるものではありません。
夫、身近な家族の力を借り一人で頑張る事はやめましょう。
失敗があったとしても子供と共に修正していけばよい…
失敗はつきもの… 失敗するからこそ学ぶ事も多い…
という考えで育児生活を送る事がとても大切です。
幼児期 乳児期をおえて一人で歩けるようになり、言葉を話せるようになります。
周りの環境に興味を示し周りの人に対しての興味も尽きません。
食事も離乳食に変わり、体も運動能力が高まり、動きもより活発になります。
今までよりも自分の力で移動出来る範囲が広がり、色々なものに興味を示します。
さまざまなものに触れる…
さまざまなものを口に入れ確認する…
何度も同じ行為を繰り返しその繰り返しを行う事で、視覚、聴覚、触覚が刺激を受けます。
更に言葉の理解も進み知的な能力も身に付けていきます。
注意が更に必要になります。
例えば危ないものに触れそうになった時それを止める時に 危ないよと声をかけ、それに伴う表情を見せる事が大切です。
同じ事を繰り返す…幼児なりの、実験であり、観察でもあります。
危険な事でなければ自由に遊ばせその分理解も進みます。
幼児の様子を見ながら適切な働きかけを親が継続していく事が重要で大切な事になります。
また、保育園や幼稚園に通いだすと同じ年齢の子供が集まり、親との関係だけだったのに対して、競い合う、協力し合う、助け合うなど学び時にはケンカやふざけ合う、対人関係の中でさまざまな事柄から社会的人間関係を結ぶための訓練であり、準備なのです。

【小学生低学年児童】1年生・2年生

学校に通うようになると子供は、その環境の中で協調性を学びます。
特に我慢する事、自己抑制に関する評価は厳しくなります。
周囲の友達の影響は大変大きく、まだ幼児性の特長を残しつつも言葉や認識する力は格段と広がります。
記憶もそれを繋げて考える事が出来るようになります。
勉強の意欲や色々な事柄に対して意欲が湧き上がります。
それと同時に環境が変わり、規則に従って過ごさなければならなくなる為、ストレスも過剰になる事も否めません。
不安にかられ登校を拒否したり、母親が居ないと強いストレスになり、寝付きが悪くなる事もただ起こりえます。
母親が一緒でいないと眠れない… 頭痛、腹痛、嘔吐、夜尿などの症状が現れる事も起こりえます。
親はしっかりと、子供の味方であるという事を態度や言葉でその都度示してあげる事が大変大切になります。
時には抱きしめてあげる事も必要です。

【中学年児童】3年生・4年生

低学年ではまだ親に甘えたり、言う事を素直に聞くなど親がまだ中心でしたがこの年頃になると自己に対する認識もより明確になり親よりも友達が中心になっていきます。
行動力も自分の考えのもと、行動するようになり、その為親が、指摘、叱ると自分なりの言い分を表現するようになります。
親はこれを 反発 と捉えますが、自立心の表れであり、自己表現もできていると前向きに考えて下さい。
中学年の人間関係は気の合うなどの基準で自ら友達を選ぶようになります。
集団になって自分達の考えのもと行動する特徴があります。
仲間内での決まりや約束、それぞれの役割の中で関係性を体験していく事で社会的な対人スキルを身に付けていきます。
このような集団行動を親や周りの大人が排除してしまうと子供が仲間関係を通して社会性を身に付ける機会を奪う事になります。親と子供の考え方や言い分がぶつかる事が多くなる時期ですが、話し合いや理解、お互いに折り合いをつけていく事で相手の気持ちを知り自尊心が形成され発達に良い影響を与える事になりますので、親子の信頼関係を継続させていく事がより大切になっていきます。

【高学年児童】小学校5年生・6年生

この頃になると思春期に入る時期になります。
親とぶつかる機会も更に増え、 反抗期に入る時期でもあります。
更に知的能力の面でも力をつけ、大人と同じような思考能力も身についていきます。
人間の一生においてとても変化の大きい時期だとも言えます。
思春期 思春期とは男の子であれば精子形成、女の子であれば初潮が始まります。
女性ホルモン、男性ホルモンの上昇に伴って成長ホルモンの分泌も増えます。
思春期の成長が引き起こされます。
ただ成長には個人差があります。
まだ子供っぽい子やすでに大人と同じような体つきの子が居る。
そのような状況を目にする事も多いでしょう。
体や心の変化に対して男の子も女の子も気持ちが身体的な変化に追いつかず、自分自身の体の変化を受け入れるまでに時間がかかる事も少なくありません。
それに加え更に知識が増え情報を処理する能力やスピードも上がります。
体も思考能力も大きく発達する それが思春期になります。

価値観の変化

親に対しての反抗、親を基準としてきた世界から、自分で判断し、自分達と同じ世代の価値観で物事を考え行動します。
しかし大人とは扱われない為、規制や禁止事が多い為 イライラが募る時期でもあります。
自分自身の親や周りからの扱われ方、自己の芽生えの違いなど、さまざまな子供の変化に対応していかなくてはならない大変な時期になります。
社会経験が乏しい為に自分一人で解決出来る事は限られ、子供は自分のモヤモヤした気持ちや不安な気持ちを上手く言葉に出来ません。
子供の様子をよく観察し、普段と違っていたり、落ち込んでいる様子があれば、親はながら聞きをするのではなく、しっかり手を止め、子供と目を合わせ対話をする時間を持つ事が重要です。
親がいつでも、どんな時でも 子供は話がしたいのに、忙しいから後で…を続けてしまうと子供は今話しを聞いて貰いたい為、親が話せる状況になっても話す事を諦めてしまいます。
それがやがてどうせ話を聞いてくれないと定着させてしまい、親との会話をしなくなってしまう事も少なくありません。
どんなに忙しくても手を止めしっかりと向き合い話し合う事がとても大切になります。
子供の年齢とキレる原因 小学生と高学年では体格も思考能力も違う為キレる原因も違います。
低学年の場合は自分の思い通りにならない事があった時感情のコントロールができない為、キレてしまう事がほとんどです。
高学年の場合は思春期に入っている為心が不安定です。
中学生以降でキレる場合は、思春期心性と呼ばれ自分自身の存在が不明確になり、精神的な不安定さの中で自立への欲求から生じる親や大人への反抗心からキレる事が多くあります。 放ってしまうと中学生以降で酷くなるケースもあります。
日頃の親子関係 学校生活 生活のリズムなど、どこにストレスがあるかを探る必要があります。
キレるという情動を引き起こしやすい環境は子供にストレスを感じさせる環境であるとも言えます。

幼児期から真剣に向き合うことが大切


虐待を受けた子供…
早い時期から無理な知育教育を受け続けていた…
親は子供のストレスになっていないか…
無理をさせてはいないか…

幼児期の体験も無視出来ません。
学習面だけではなく、社会性を育む子育てがとても大切で重要になります。
このような事から親子のコミニュケーションは胎児の時から始まっています。
身の回りの世話だけではなく、抱っこしたり、笑いかけたり、話しかけたり、 情緒的なコミニュケーションがとても重要です。
情緒的なやり取りの継続により 信頼が生まれその後、豊かな感情表現や社会性を身に付ける事の糧となります。
子供は親から愛情を感じ安心に繋がります。
この安心が心の寄り所となり、 外の世界でさまざまなチャレンジが出来るようになります。
親も自分の子供ですが産まれた時から人格の違う一人の人間として子供の気持ちを尊重し、間違いを起こした時にはしっかりとその間違いを正し、何故いけない事なのか、小さいから解らないではなく、小さい子供なりにしっかりと親の自分に対しての本気度を感じています。
それを常に感じとる事で、親は自分の味方だ。
自分は愛されている。
自分の為に怒ってくれている。
と素直な心で理解する事が育まれていきます。
子供の心の成長と共に親は子供に成長させられている気持ちを忘れてはいけません。
共に成長していけるお互いの信頼関係を胎児の頃から育んでいく気持ちがとても大切になります。

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