【うつ病は治らない病気ではない】セルフチェックと完治への道

若い女性の横顔

【うつ病は治らない病気ではない】セルフチェックと完治への道

うつ病とは日常生活に支障が出るほどの強い気分の落ち込み、意欲の低下が続く病気です。
うつ病が起こるメカニズムは解明されていませんが、環境の変化やストレス、過去のトラウマなどにより、脳の働きに何かしらの問題が生じていると考えられています。
またホルモンバランスの乱れ、身体的な病気や病気の薬の、副作用によって、発症しまうケースもあります。


LINEでカウンセリング はーとぴあら 小島江津子

自身も幼少期から心の病とたたかい、そこで出会ったカウンセラーの方のおかげで、大量に服用していた薬も徐々に減っていく。カウンセリングの大切さを知り、同じような境遇の人の力になりたいと思い現在に至る。

【資格】メンタル士心理カウンセラー/メンタル心理インストラクター/チャイルド心理カウンセラー/子供心理カウンセラー


目次

うつ病になってしまう確率。


生涯に約15人に1人、1年間では約50人に1人がうつ病を経験、発症しています。
うつ病にかかっている人の1/4程度がカウンセリングまた医師の受診を受けていますが、残りの3/4は病状に悩んでいても、病気であるという事に気が付かなかったり、カウンセリングまたは医療機関を受診する事に抵抗があるためカウンセリング、受診をしないケースも多い事が現状です。
またうつ病は放置してしまうと、最悪な結果に直結している。大変深刻な重要な病気です。

うつ病になりやすい人の性格

  • 真面目
  • 正義感が強い
  • 完璧主義
  • 他者からの評価が高い
  • 道徳観が強い
  • 人からの頼み事、依頼などを断れない

などたくさんの仕事、プライベートでも抱え込んでしまい、柔軟に臨機応変な対応ができずに自分を追い込んでしまいます。
また気質的に、自分に厳しく、凝り性、気をつかうために、ストレスを受けやすい環境に置かれています。

ストレスをためやすい人の特徴

  • 考えが極端であり1か10で物事を捉える
  • 自分の失敗を反省しやすく、成功例があっても認める事が出来ない
  • 良くない事が起こると全てを関連づけ考えてしまう
  • 何事も自分の責任にしてしまう
  • 幸福な事、成功した事も不幸な事や否定的な事に感じてしまう
  • ~すべきだ。~でなければいけないなど決めつけてしまう事が多い
  • 自分が他者に対してよくないレッテルを貼る
  • 話しを聞かず、他者の話しを理解した気持ちになり勘違いをしてしまう

うつ病は本人自身も気がつかないまま進行してしまうケースも多い病気です。

周囲の人々が気が付く、いつもと様子がおかしいなど、うつ病のサインを知る事も大切です。

うつ病になりかけている人の特徴

  • 几帳面な人、完璧主義者、責任感が強い、何事にも熱心な人
  • 無表情になりやすく、ぼーっとしている機会が増え、作り笑いなど無理をしている、顔色がすぐれない
  • 口数が減り、会話が少なくなり、遅刻や欠勤が増えはじめる
  • 効率が悪くなり、ミスが目立つようになる
  • だるそうにしている状態が継続しているようにみえる
  • 人との関わりを極力避けはじめる

うつ病とはどんな病気で、どのような症状が現れるのかうつ病

まず、気をつける事はうつ状態だからといって全てがうつ病とは限らないという事です。
見分け方としては、食欲不振、脱力感、頭痛、肩こり、などの症状ではなく、午前中は気分が落ち込み、夕方から徐々に気分が優れてくるという状態が一般的にうつ病となります。

うつ病で現れる症状

個人差がありますが具体的な症状は以下の通りです。

  • 死にたいと思う
  • 自分が悪いと思い込む
  • 悪い方向へと想像してしまう
  • 感情を感じなくなる
  • 生きている実感がない
  • 動作がゆっくりになる
  • 些細な事で怒りやすくなる
  • 反応が遅れるようになる
  • 眠れない

うつ病になってしまう要因

うつ病はストレスをきっかけに発症する事が多いと言われています。
ストレスの中でも、うつ病の引き金になりやすいのは下記の通りです。

  • 大切な人やものを失う喪失感
  • 環境の変化
  • 人間関係のトラブル

その他には、経済的な困窮や持病を抱えてしまったり、ライフイベントによるストレスがうつ病を発症してしまうケースがあります。
ライフイベントとは一生涯での出来事をいい、誕生、就学、結婚、出産、子育て、教育、離婚、退職、死などを示します。

うつ病に対しての予防

自分でストレスに気づき、早めに対処する事が大切です。
自分で気づいた場合には、いつもと比べて気分や体調がすぐれない時には、しっかり休養をとり、軽い運動をしたり、好きな事をしてストレス解消を図りましょう。
何か悩み事がある場合には、一人で抱え込まず、誰にも話せない状態であればカウンセリングを受け、話したい事、相談したい事を話す事も早期解決への良い方法です。
また自分自身が気がついてない場合には、周囲の人達が注意を払い様子を常に見る事も大切です。
またうつ病治療を受ける事も重要になります。

うつ病治療の4つの軸


休養

充分な休養をとり心と身体を休ませる事はうつ病治療の第一歩になります。
この段階でカウンセリングを受ける事も早期に解決へと繋がりますのでカウンセリングを受ける事も大変有効になります。

環境調整

職場、学校、家庭などで受けるストレスを軽減できるように環境調整をする事も大切です。
例えば職場ならば配置転換、休職、家庭であれば、家事、子育てを分担して手伝ってもらうなどです。
ただし性格的な傾向として、休養をとったり、休職したり、配置転換をお願いする事で職場に迷惑をかけてしまう。
家事、子育てに対しても分担して手伝ってもらう事に罪悪感を感じてしまうかもしれませんが、焦らずに自分のできる事を無理なくできる、環境を作る事が回復への早道だと考えるようにしましょう。
また「睡眠障害」「食欲不振」の症状も多く見られますので、原則正しい、充分な睡眠とバランスのとれた食事は健康な心と身体を取り戻すために欠かせない事です。
カウンセリングを受ける事も大きな役割を果たします。

薬物治療→外部的治療法

うつ病は、休養、環境調整と合わせて薬による治療が必要になる場合が生じるケースもあります。

日本で用いられている主なうつ病治療薬は

SSRI
「選択的セロトニン再取り込み阻害薬」


SNRI
「セロトニン、ノルアドレナリン、再取り込み阻害薬」と呼ばれる


抗うつ薬
この薬は「うつ状態」「緊張感」を和らげると同時にポジティブな方向に思考が向き、行動意欲が高まります。
また身体的な異常「頭痛、痺れ、筋肉痛」を和らげる効果もあります。
服用の注意としては、症状が良くなったからといって自己判断で服用をすぐやめてはいけません。
ゆっくりと継続して服用する事が大切です。


抗不安薬
きちんと規定を守って服用する事を前提とすれば、安全性が非常に高い事から、心理的な症状に対して最も服用されているのがこの「抗不安薬」です。
一般的な呼び名として「精神安定剤」と表記されるものです。
この薬は脳の感情をつかさどる部分に作用し「感情の不安感」を和らげ筋肉をほぐす効果もあります。


睡眠導入薬
心理的な症状が起きると眠れない、という症状が多くみられます。
その時に服用するのが睡眠薬として知られる、睡眠導入剤です。
夜、眠る事ができないと、昼間の生活が乱れてしまい、ストレスの直接的な原因になります。
睡眠導入剤は個々の不眠の症状に応じて使い分けていますので決して人から貰ったり、あげてしまう事はいけない事と知識として知っておく事が重要です。


非定型抗精神病薬
ペロスピロン、オランザピン、クエチアピン、アリピプラゾール、ブロナンセリンの事です。
これは「非定型抗精神病薬」と呼ばれています。
これは薬効面で従来薬より、すぐれているかまたは同等であり、「錐体外路系」「副作用」「過鎮静」が少ないという点では明らかに好ましいとされています。


気分安定薬
気分安定薬とは「双極性障害」、躁うつ病において「双方向性」抗躁、抗うつの作用をもちます。
また気分変動を抑制し躁うつ「両病相」の予防効果を持つ薬の総称です。
躁うつとは活動的になる「躁」状態、気分が落ち込む「うつ」状態を繰り返す事です。

精神療法→内部的治療法

治療に関して薬をつかう事をあまり好ましくないと考える方もいます。
精神療法はご本人とカウンセラーとの間に生じる心理的な交流を基盤として、ご本人の精神状態を安定させていく治療法です。
言葉で交流する療法もあれば、言葉を使わない療法もあり、カウンセラーそれぞれの個性の数だけ治療法が存在します。
また個人に向けて行うものなのか?集団に向けて行うものなのか?によっても治療法は変わっていきます。
代表的な精神療法をご紹介致します。

心理的な症状の治療に主に使用される5つの療法

1 支持的精神療法
これは精神療法の基本になるものです。
この治療法を理解する事が最も重要になります。
しかし何か特別な事を行うわけではありません。
カウンセラーがご本人を尊重し、その状況に合った、適切な言葉をかける事で「安心感を与え希望を失う事のないように励ます」事です。
カウンセラーだけがこの治療を行うのではなく、可能であれば、家族、周りの方が、ご本人の立場や心理状態を理解してもらう事も大切です。
そうして生活や社会の環境をゆっくりと整えていきます。
しかし、不安や焦りによって心が折れやすくなっているご本人もいます。
またそのような方は負の相乗効果によって、自分本位の考えにとらわれたり、自分自身の事ばかり責めたり、被害妄想が比較的酷い傾向になりやすくなります。
そのような場合には、カウンセラーは生きる勇気を与え、その人が本来持っている心の安らぎを、取り戻す事ができるよう最大限の力で向き合います。
ご家族が協力的であれば、カウンセラーと家族全員で治療を進めていく事が大切です。


2 来談者中心療法
アメリカの臨床心理学者カール、ロジャース氐によって提唱された「非指示的」な心理療法です。
ご本人自身が最も問題を理解しているという事を前提に、特別なアドバイスや解決策などは、提示をせず、そのご本人が持っている、「成長潜在能力」を引き出します。
「自己概念」と「経験」の不一致状態にある、ご本人もカウンセラーとの適切な関係により、「自己実現傾向」を発揮できると考えます。
カウンセラーはご本人に、「無条件の関心」を持ち、ご本人の感情表現に対して「共感」的に理解し、その内容をそのまま、あるいは要約して返す事によって「自己一致」を実現させていきます。


3 洞察療法
本来病気というものはネガティブになってしまうものですが洞察療法はご本人自身が病気の成り立ちや症状を理解し、生き方に対する見方を変え、別の人生を選んでいく治療法です。
内容としては、ご本人の心の中に浮かんだ連想を並べて、心理の個性を尊重し、自由に表現してもらいながら、周りの人達と健康的に生活できるようにする

「交流分析」生きていく意味や自分の存在意義を見い出せる事ができるように手助けをする「ロゴセラピー」不安や悩みを受けとめる事と、生きていくための欲望が発揮されるように努力する「森田療法」などがあります。
森田療法とは日本の精神科医森田正馬「もりたまさたけ」氐によって創始された、神経症に対する独自の精神療法です。


4 芸術療法
芸術療法とは、さまざまな「芸術的創作活動」を通して行われる治療法です。
自ら作り出したものを「分析、鑑賞」が目的であり、技術が上達する事を目指す事ではありません。
表現活動の内容は絵画、音楽、心理劇、箱庭ダンス、造形などを行います。
一般的には「アートセラピー」とも呼ばれます。


5 認知行動療法
「現実の受け取り方、ものの見方」を認知と言いますが、認知に働きかけて心のストレスを軽くしていく療法を
「認知行動療法」といいます。
本来は「うつ病、不安障害」をもつ方に対する治療法として発展していましたが、「心理的症状全般に効果があると実証」されています。
具体的な治療法は、カウンセラーとの会話、コミニュケーション、信頼または面談などで進めていきますのでカウンセリングを受ける事によって、症状の軽減、解決へと導いていきます。
またご本人の悩み、問題点、長所、特技などをカウンセラーと話し合いカウンセラーと協力して治療方針を考えていきます。
行動的な技法を使って元々行っていた生活のリズムを作ります。

  • 日常的に行う決まった活動
  • 優先的に行う必要のある活動
  • 楽しめる活動、やりがいのある活動


このような活動にそれぞれ優先順位をつけ、日々の生活を活性化させていきます。
中でも、ご本人が楽しめる活動やりがいのある活動を増やす事がとても効果的です。
比較的すぐに浮かんでくる考えに焦点を当てて経験を重ね、物事に関する思考の偏りを修正していき、認知や行動の間違いを治していきます。
現代の医療では、この「認知行動療法」がさまざまな形にアレンジされ心理的なカウンセリングだけではなく、教育などいろいろな場でも活用されるようになってきています。

うつ病は誰にでも起こる現代病

知らぬ間にうつ病に陥ってしまうケースも少なくありません。
家族や周囲の方がいつもと違うと気にかける事がとても大切です。
また自分自身で少しでも自覚がある方は、どんなに小さな事でも、どんなに些細な事でも構いません。ご相談下さい。
一緒に早期解決へ向かっていきましょう。
恥ずかしい事などなにひとつありません。
希望のもてるこれからの明るいあなたの生涯を歩んでいくためにもご相談下さい。
お待ちしております。

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