精神疾患をお持ちの家族の大切さと苦悩を支えるカウンセリング

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精神疾患をお持ちの家族の大切さと苦悩を支えるカウンセリング

精神疾患者の家族のサポートは大切ですが大変です。
しかし、家族だけでのサポートは精神的にも肉体的にも疲弊してしまいます。
負担を減らす方法としてカウンセラーに相談することは、精神疾患者の早期治療とその家族の負担も軽減が可能です。

この記事では精神疾患をお持ちの家族がどう接するべきか。
精神疾患者とその家族のサポートをするカウンセリングについてお話します。


LINEでカウンセリング はーとぴあら 小島江津子

自身も幼少期から心の病とたたかい、そこで出会ったカウンセラーの方のおかげで、大量に服用していた薬も徐々に減っていく。カウンセリングの大切さを知り、同じような境遇の人の力になりたいと思い現在に至る。

【資格】メンタル士心理カウンセラー/メンタル心理インストラクター/チャイルド心理カウンセラー/子供心理カウンセラー


目次

家族と共に治療をする

サポートと理解が必要。
心理的な症状を持つ方に対して、家族、友人、同僚、恋人、など周りの人々はどのように対応する事が正しいのでしょうか?
ご本人には周りの人々の理解や協力といった「サポート」と「理解」が求められます。

「気のせいだ」「甘えている」

心理的なものから表れる症状は、通常の人からは理解されにくく、とてもストレスになります。
「気のせいだ」「甘えてる」などといった目で見られやすく、特に身近な家族や友人に理解されないとなると、「自己嫌悪」「不安」をあおる結果になってしまいます。

そのために症状が悪化しやすくなっていきます。
逆に理解されている事がわかれば、「安心感」「信頼感」から症状の早期回復に繋げる事ができます。

また多くの方は過度なストレスや不規則な生活によって症状が起こり、心身共に疲れています。
「頑張って!」「しっかりして!」という言葉は、自分が悪いからだと責められているように感じてしまいます。
心理的な症状とはなにかを家族の方にも理解してもらう事が重要になります。

心理的な症状への偏見

心理的な症状はかつてはあまり聞こえの良い病名で表現されていませんでした。
その病名のせいで、病気に対しての間違ったイメージを与えてしまったとも言えます。
そのような経緯があるために、最近では病名や表現方法が変わってきています。

しかし、いまだに心理的な症状に対する、根拠のない偏見は根強く残っています。
例えば「統合失調症」は約100人に1人が発症する身近な病気ですが、「幻覚、妄想」「興奮」など一部の症状だけが切り取られてしまい、「何をするかわからない」「気味が悪い」といったイメージは払拭できずにいます。

確かに心理的な症状の影響によって「攻撃性」「暴力性」が表れて、良くない行動に繋がる事もありますが、その場合には、とても家族だけでは対応出来ない事が多いですので、カウンセリングを共に受ける事がとても大切です。

また医療機関や場合によっては警察へと連絡をしなければならないケースもあります。
心理的症状に対する偏見は、ご本人やそのご家族にも影響がある事です。

ある意味それは残念ながら仕方のない事になってしまいますが、そのご本人、ご家族に対しての偏見を一番に取り除く事が
カウンセラーの役割といえます。

「幻覚、妄想」といった症状がまさかご本人やご家族に起こるとは誰も思いません。
ご本人はもちろん、ご家族も「病気だと認めようとしない」「受け入れる事ができない」のは当然の事です。

また、周りの人達も「心理的な症状が起こるのはごく一部の人」といった偏見の目で見るという現実問題もあります。
そうした社会環境の中で「世間体」を考えて病気の事を隠す事や、カウンセリングを受けない、医療機関を受診しないという事も少なくありません。

その気持ちや行いを後ろめたく思う必要はありません。
ただ「家族が病気を認めない」「受け入れようとしない」行為は、ご本人が自分を否定された気持ちになりますので、孤独などを感じるようになってしまいます。

そうなってしまうと早期回復は、場合によっては望める状態になくなってしまう事も少なくありません。
ご家族と共にカウンセリングを受け、また周りの人達が病気を「受容する」事や支援をする気持ちがとても大切になります。

病気を受容する事の必要性

症状が「発覚」してすぐには病気を受け入れる事はとても難しい事です。
しかし、病気と正面から向き合わなければ、ご本人の苦しみは日々増加してしまいます。

症状を受け入れる事は「決して諦めるという事ではありません」
しっかりと現実を受け入れ、病気と共に過ごしていく決意にもなり、早期回復へと繋がっていきます。

そのためには、ご本人には「病気の正しい知識」「カウンセリング」「医療」のあり方や社会的な支援の情報をきちんと伝えなければなりません。
長い間症状が続くと、その症状が収まっても「現実の感覚」がなかなか戻らずに、人の目が気になったり、対人関係がうまく築けなくなってしまいます。

ご本人と共にご家族でカウンセリングを受け、対人関係のストレスにも強い気持ちを持てるようになり、問題を解決する能力を高める力を持つ心と身体を目指していく事が大切で重要な事になります。

偏見がもたらす不利益

現代のカウンセリング、医療では、心理的な症状の回復度は、飛躍的に向上しています。
しかし、いまだに多くのご本人やそのご家族の方が、心理的な症状に対する偏見によって、差別され、カウンセリングや医療機関を受診する事が後ろめたいという気持ちを持ってしまい、症状の回復が遅れてしまいます。

具体的な不利益

  • 社会的な偏見から現実を受け入れる事ができず、カウンセリング、医療機関の受診が遅れてしまい症状が悪化してしまう
  • 長期のカウンセリングまたは治療が継続できず十分な治療効果を得る事ができないと完治する可能性が低くなってしまう
  • 症状が完治しても精神障がいというレッテルを貼られる事によって社会復帰が難しくなってしまう
  • 病気である事を認めずに隠そうとするあまりに家族にも継続的なストレスが溜まってしまう
  • 周りの目を気にしてご家族がご本人の言動に敏感になってしまい、家族関係が崩れてしまう

このような事態にならない為にも、まずはご本人に「心理的な症状に対する知識を正しく知ってもらう」必要があります。
同時にご家族の理解が大切になりますので、ご家族のカウンセリング、家族治療は早期回復への早道になります。

家族教室への参加

ご本人との関わり方を学び、心理的な症状を深めるのに役立つのが「家族教室」です。
家族教室は各地方の医療機関や自治体が主催しています。
心理的な症状のご本人を持つご家族に向けた学びの場所、情報共有の場所です。
さまざまなカリキュラムが用意されていますので、数日にわたって行われるものもあります。

家族教室では、症状やその治療法、薬の知識、対処法、福祉サービスの情報について学び、体験談や将来などについて話し合いを行います。

自分達家族に何が出来るのか?
それを他の似たような境遇にあるご家族の方々と一緒に考える事ができる事は、とても貴重な経験になります。
「家族教室」については、「通院、入院している医療機関」「地域の保健所」「精神保健福祉センター」「役所の保健福祉課」などに問い合わせる事で詳しく知る事ができます。

いきなりの「家族教室」への参加は現実問題としてとても難しい事ですので、一番望ましい事として、まずはゆっくりと時間をかけてカウンセリングを受け、徐々に徐々にご本人とご家族の心と身体の状況や心と身体の状態を整えていく事が先決でありとても大切になります。

ご家族の接し方

自分の身近な家族が心理的な症状になってしまったら、ご家族はとても辛い気持ちになる事は当たり前の事です。
現代の精神的な医療にもまだまだ多くの改善点がある事も現実です。
ご家族や周りの人々にかかる負担も大きなものになりがちになってしまいます。
中にはご本人のとる行動や生活態度に対して、過剰な手助けを行ってしまうご家族もいます。
ご家族の対応にも工夫が必要になります。

一日中何もせず、怠情に過ごしている

このようなご本人に対して叱咤激励をする事は効果的ではありません。
基本的には、「体力的」「精神的」に力を蓄えている時期と考えましょう。
活動が少なくなるので、それに対して批判的な態度をとる事はやめておきましょう。

生活リズムが崩れている

生活が昼、夜逆転してしまうご本人は少なくありません。
ルーズな生活態度を黙認している部分に原因があると考えられています。

カウンセラーまたは医療機関に現状を伝え対処を行う事が必要な場合もあります。
またご家族の方の強い気持ちや態度で挑むという気持ちも大切になります。

自殺を計画している場合


早期にカウンセラーとの連携、医療機関との連携が必要です。
ご本人には「居なくなってしまう事はとても悲しく、必要な存在」である事、「決して見放さない」事、「一緒に歩いていく」という事をしっかりと、きちんと言葉で伝え続ける事がとても大切で重要になります。
早急な尽力を尽くさせて頂きますのでご遠慮なくご相談下さい。

妄想や幻聴などを訴えている場合

ご本人の訴えを聴き流したり、「それはない」などと否定してしまうのはよくありません。
話してる内容に「共感」しカウンセラーに相談しましょう。

妄想や幻聴を訴えられた場合もちろん、有り得ない事を肯定する事はできません。
しかし、全てを否定してしまうとご本人は「自分の事はわかってもらえない」と心を閉ざしてしまうかもしれません。

全てを否定しまうのではなく、8割ほどは中立的に話を聞き、残りは「そうではないよ」などの対応が効果的になります。
丁寧にアドバイスさせて頂きますので、抱え込まずにご相談下さい。
ご家族の方が心と身体を疲弊されてしまう事はあってはいけません。お話しお聞かせ下さい。

興奮しやすく暴力的になる。

ご本人に対して、壊れ物を扱うように接したり、ご家族や周りの人で抑制してしまいがちになってしまいますが、しっかりと「良くない事をしている」と伝える事が大切になります。

自分自身を傷つけたり、他者に危害を加えてしまう可能性が少しでもある場合には警察に連絡しましょう。
世間体を気にしている場合ではない事を強く実感しましょう。
被害者または加害者になってしまう事は絶対にあってはなりません!

措置入院

警察などからの通報、届出によって、都道府県知事が精神保健指定医による診察をしてくれます。
自傷、他者への危害の恐れがある場合にこのようなケースで入院になります。

緊急措置入院

緊急を要し、措置入院にかかる手続きをとる事ができない場合にはこのようなケースで入院になります。

応急入院

緊急を要し、保護者の同意を得る事ができない場合において、精神保健指定医の診察の結果、直ちに入院させなければ、そのご本人の医療及び保護を図る上で著しく支障があると認められた場合に、ご本人またはご家族の同意がない場合でも72時間に限り入院が可能になります。

前向きな姿勢

これまで、お話しをさせて頂きましたが、心理的な症状の回復には場合によっては長期間の覚悟が必要になるかもしれません。

しかし、課題を1つずつ確実にクリアしていく事で、社会生活や家庭生活を続ける事は十二分に可能です。
ご本人が心理的な症状から回復して、復職や復学をする時、または、新たな環境に身を置く時、さまざまな困難が待っているかもしれません。

カウンセリングをご本人と一緒に受ける事でカウンセラーと共に一歩づつ、確実に前を向いて一緒に試行錯誤を繰り返しながら、ご本人も本当の自分を取り戻し、暖かい家族、家庭を、ご家族も一緒に描いていきましょう。

一緒に笑い合える日がきっと来る

その日まで永遠が描けるまで

この家族で本当に良かったと

心の底から思える時まで

精一杯、誠意を込めて尽力を尽くさせて頂きます。
勇気を持って一歩を踏み出しましょう。
少しずつ苦しみから解放されましょう。
どんなお話しでも構いません。
ご家族からだけのご相談からでも構いません。
お話しお聞かせ下さい。
ご相談お待ちしております。

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