不登校の高校生のためのカウンセリングとは
高校生活は進路や人間関係などの課題が多く、不登校の理由もさまざまです。カウンセリングでは、生徒の気持ちに寄り添い、個々の状況に応じたアプローチを通じて、心のケアや学びの環境づくりを支援します。
自信の回復や将来への希望を見つける手助けをすることで、再び一歩を踏み出す力を引き出すことが目的です。
LINEでカウンセリング はーとぴあら 小島江津子
自身も幼少期から心の病とたたかい、そこで出会ったカウンセラーの方のおかげで、大量に服用していた薬も徐々に減っていく。カウンセリングの大切さを知り、同じような境遇の人の力になりたいと思い現在に至る。
【資格】メンタル士心理カウンセラー/メンタル心理インストラクター/チャイルド心理カウンセラー/子供心理カウンセラー
高校生の不登校について
小学生、中学生との最も大きな違いは、単位、留年、進学、就職、に影響がでる事です。
高校は卒業までに74単位の授業を習得しなければなりません。
習得のためには、テストの点数、課題の提出、授業への出席時数(欠席日数)がとても重要になります。
年間で3分の1以上欠席してしまった場合、その授業の単位が習得する事はできなくなり、その年での進級ができなくなります。
高校を卒業する事が困難な状況になり、先にある大学進学、就職に影響を与えてしまいます。
ですから、小学校、中学校よりも、高校の場合は、学校を休む事への時間的条件が厳しくなり「子供のこころの回復、本人のペース」を尊重したいところですが、留年、または卒業ができなくなってしまうというジレンマを抱えてしまうケースが多くなります。
そして、本来であれば、心身の回復を優先したい時期でもありますが、単位が残り0日、卒業はできるのか?
学校を休んでいても、こころが休まる事がなく、ジレンマ、こころの葛藤が続き、ストレスを感じながら、頭ではわかっていても、こころが追いつかない状態の日々が続きます。
高校生の不登校は「早期対応」が大切
【単位習得の条件はお子様の心身状態を基本的に考慮はしない】
学校を休み始めた時期はまだ、欠席日数に余裕があるため、本人のこころのケアと今後の選択枠を考えながら、サポートする事が可能です。
しかし、欠席時数が残りわずかな状況で、なおかつ本人に強いストレスがかかってしまってる時に、その選択枠は限られてしまい、考える事さえもできません。
例えば、在籍している高校への復帰は本人にさらなるストレスがかかるリスクが高いため、復学以外の選択も考えなければいけません。
もちろん、本人のこころと身体の安全が第一という考慮の判断になりますが、一方で進級を諦める、学校を変えるというのは、お子様にとっても大きな決断になります。
将来への不安など、あらたなストレスを抱えてしまう事になります。
ただし、見守りながら解決していくという考えは成り立ちません。
不登校とは
文部科学省の定義では、年間30日以上欠席した者のうち、何らかの、心理的、情緒的、身体的あるいは、社会的要因や背景により、児童、生徒が登校しない、または登校したくてもできない状況におかれている者(ただし、病気や経済的な理由による者は除く)となっています。
しかし、不登校支援にたずさわるところでは「不登校とは、その子供なりの何らかの目的を、達成するための行動である」という理解、解釈をしています。
さまざまな要因が重なり合い子供は学校を休むという行動に至ります。
ひとり、ひとり、性格も事情も異なるからこそ、ひとり、ひとりを丁寧に理解していき、その子供に合った、支援、または
カウンセリングを受ける事が、効果的です。
高校生の不登校の特徴
高校生が不登校になる原因は以下のものがあげられます。
思春期特有のストレス
心理的な症状は子供にも広がっています。
中でも、思春期の子供は、急激な身体成長によって、ホルモンの分泌が乱れるとともに、自我がはっきりしているため、社会への、反発、異性、友人関係の問題に直面して、心身ともにストレスを受けやすくなります。
ちょっとした事で、簡単に心身のバランスを崩してしまいます。
思春期にみられる、古典的な症状が「起立性調節障がい」です。
朝、起きる事ができず、午後まで調子が上がらず、症状がながびくと、勉強に集中できなくなり、無気力、不安がつのり、不登校の原因にも繋がります。
周りの環境が目まぐるしく変化する時期や、夏休みなど、長い休みがあけた直後などに、症状があらわれやすくなるので注意が必要です。高校生の不登校の理由の中でも37.7%と最も多い特徴になっています。
家族、兄弟、姉妹、家庭に対する不満
不登校になる原因は学校とは限りません。
高校生になると、子供と大人のはざまのなかで、こころが定まっていません。
家族、兄弟、姉妹、家庭間のなかで、不満や納得がいかない事、また自分自身の考えや思っている事がどんどん膨らんでいきます。
家庭環境の不満がつのってしまうと吐き出すという事をせずに、自分の殻に閉じこもってしまう事も少なくありません。
その結果、不登校に繋がってしまいます。
家庭不和が原因のケースが多くみられます。
外に興味、楽しさを見いだす。
思春期ストレス、学校、家庭に対する不満があると、外に興味や楽しさを見いだす傾向がみられます。
同じような環境、同じような心境を共有できる、仲間を見つけ関係を深める事で、安心、共感、楽しさを覚えます。
現実逃避です。
そのため、生活リズムが乱れ、遊びに集中してしまい、非行にはしってしまうケースも少なくありません。
環境、人間関係の変化
中学試験などしていない場合は、小学校、中学校と子供達のメンバーはほとんど変わらず学校生活を送ります。
しかし、高校進学になると、それぞれ進学先が変わるため、子供達は新しい交友関係を一から築かなければなりません。
社交的な子供は、自ら話しかけ友達を作る事ができますが、控えめ、内向的な子供は、クラスの環境によっては、思うように交友関係を築く事がとても困難になってしまう場合があります。
そうした焦りや不安からストレスを抱えてしまう原因になってしまいます。
また、中学校生活が充実していた子供ほど、高校のクラスメイトとのコミニュケーションに物足りなさ、意欲が落ち込んでしまい、不登校に繋がってしまう事もあります。
高校生の不登校を解決するためには親がカギになる
親の働きかけがとても重要になります。
子供の不登校を目のあたりにした時、多くの親は何とかしなくてはならないと考えるでしょう。
インターネットや本など、自分で調べ、解決しようと懸命に対応方法を探します。
そのうえで、子供の話しを聞いて気持ちに寄り添う事をしたり、子供の心身の疲れを理解し、向上心を高めさせるため、一旦学校を休ませるケースもあります。
一方で弱気になっているだけだからと、背中を押す強い態度で挑む場合もあります。
いずれにしても、親から子供への働きかけが中心となります。
ただし、親の考えだけで長期間繰り返す事は子供にとっては悪循環になり、最悪な事態を招く可能性も少なくありません。
まずは、親が子供の進む道はひとつではない。
不登校=ダメな子供
不登校は恥ずかしい事
という概念をすてる事がとても重要になります。
どのような子供にも可能性がある事、子供を信じる事がとても大切です。高校生の子供は、子供でありながら、大人の意志や考えを持っています。
親が勝手に良かれと思い進めてしまうのは良い事ではありません。
子供の気持ちを尊重しながら、親も柔軟な考えを持つ力をつけ、親子で一緒に考えていく、親子で共に子供の可能性を伸ばしていく、親子の安定した関係を保ちながら、より良い方向を一緒に模索する事が大切です。
共に考え、話し合いを続ける事で、子供自身に気持ちの変化がおこり、自分で道を切り開いていく力、それをサポートできる親の意識を養う事が一番の早期解決への道に繋がります。
高校生の子供は子供と大人のはざまでもがいています。
子供の言う事、子供の考えを尊重し、生きていく道はひとつではない事。
子供の味方である事が子供にとって一番の安心材料であり、親が理解してくれているという事が、子供の自信や力に繋がります。
まとめ
早期解決のためには、まずは親御様がカウンセリングを受ける事が必要不可欠になります。
親御様の心身の状態の安定をまずは万全にする事が重要になるからです。
その後可能であれば、お子様と一緒にカウンセリングを受け、状況や気持ちを共有し、親子で早期解決に向けて、カウンセラーと対話を続ける事が大切です。
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