家庭内モラルハラスメントの苦しみ

妻を追い詰める夫

家庭内モラルハラスメントの苦しみ


LINEでカウンセリング はーとぴあら 小島江津子

自身も幼少期から心の病とたたかい、そこで出会ったカウンセラーの方のおかげで、大量に服用していた薬も徐々に減っていく。カウンセリングの大切さを知り、同じような境遇の人の力になりたいと思い現在に至る。

【資格】メンタル士心理カウンセラー/メンタル心理インストラクター/チャイルド心理カウンセラー/子供心理カウンセラー


今回は夫のモラハラによって、精神的に支配され、心が限界、疲れ果ててしまっている、など、ご相談を頂いたA子さんのお話をさせて頂きます。

A子さんは、結婚13年、お子様がおふたりいらっしゃいます。
家庭内モラハラは、周囲に分かりにくく、周囲では、良い人とイメージがあるため、その苦しみは、一人で抱え込んでしまう傾向にあります。
今、考えてみれば、結婚当初からモラハラは、始まっていたのですが、A子さんは気が付かずにいました。しかしモラハラという行為は気付きにくいものなのです。

身体的暴力(DV)と違い、目に見える傷や身体への痛みもないからです。
そのためにモラハラを受けている事に気付きにくいのです。
私はA子さんに、まず毎日メモをとる事を提案させて頂きました。
毎日、夫に何を言われたか?
夫の気まぐれな態度の変化を文字に起こし、改めて読み返す、キツイ作業になりますが、A子さんはそれから、毎日メモを取るようになりました。
モラハラは、夫の言葉や態度、行動によって徐々に追い詰められ、相手の自尊心を低下させていき、自信を失わせる事で支配力を強めていきます。
モラハラの本質は言葉、態度による、心理的攻撃になります。

A子さんは継続してカウンセリングを受ける事でご自身の自信を取り戻そうと、戦っています。
私はA子さんに、まずはモラハラ夫の特徴や性格、本質のお話しをさせて頂きました。モラハラ夫の本質を理解する事が大切だからです。

自分だけではないということを理解して貰いたいと、思いました。
そして、何よりも、モラハラにご自身で気付かれ、自分自身が変わりたいと思われた事は、とても大きな一歩なのです。
A子さんは、定期的にカウンセリングを受けて頂いています。
メモは毎日しっかりととってくれています。
夫の言葉や態度によって、植え付けられてしまったもの自信を取り戻す事は、とても大変な事です。
それでも、A子さんには、確たる先の自分を見据えています。
しっかりと夫の目を見て、自分の意見をしっかり話し、夫から
独立し、自立をしていく事がA子さんの目標になりました。
カウンセリングを受けるごとに、言葉に力強さがありハキハキと話をするA子さん。
最初の段階とは、聞き間違えるほど、徐々にA子さんに、自信がついていく事が私も嬉しかったです。
時には泣いて話すことが、困難になってしまったり、時には饒舌さが増し、怒りや憎しみをぶつける事もありました。

ただ、それで良いのです。
今まで、自分の感情を支配されA子さんが初めて、ご自身の感情のままに行動してくれたのです。
今では、落ち着いて話をし、私の話しもしっかり聞いて頂いています。

私の役目は、A子さんのペースに合わせ、A子さんと一緒に、悩み、考え、乗り越えていくことです。
A子さんは自分自身を取り戻すため、何よりも大切なお子様のためにも、しっかりと前を向いています。
ここでモラハラ夫の特徴、モラハラ夫の性格、モラハラが及ぼす影響を少し、お話ししたいと思います

目次

モラハラ夫との特徴

相手の心理状態や私生活を困難にさせてしまう、深刻な影響を与えています。
モラハラ夫は言葉や態度、行動によって相手を徐々に追いつめ自尊心の低下、自信を喪失させ、支配力で相手をコントロールします。

モラハラと身体的暴力(DV)の違い

モラハラは他の形の家庭内虐待とは、異なる特徴を持っています。
例えば身体的暴力とは、違い目に見える傷、身体の痛みは残りません。
また、経済的虐待とも区別されています。
必ずしも、金銭的な制限を伴う訳ではありません。

モラハラの本質は言葉、態度による心理的攻撃になります。

モラハラ夫の特徴と性格

モラハラ夫の行動の根底には複雑なメカニズムが働いています。

自己愛的な性格

モラハラ加害者の最も顕著な特徴が、自己愛的な性格です。
そのような男性は、常に自分が特別で優れていると思い込み他人よりも上位に立ちたいという、強い欲求を持っています。
こうした自己愛は膨大な自己イメージとして表れます。
実際の能力や実績は関係なく、自分には自分には、並外れた才能があると思い込んでいます。
また、批判や指摘を受ける事が極めて困難で、自分の欠点や失敗を認めません。
問題の原因を常に他人や環境のせいにしたり、人間関係の構築の妨げになります。
コンフリクト→「衝突」
「対立」「争い」のたねを巻きやすいのです。

支配欲と操作的な行動

モラハラ加害者は、強い支配欲を持ち、他人を自分の思い通りコントロールしようとします。
例えば、相手の行動を細かく観察したり、人間関係や仕事に不必要に干渉します。
あなたのため、という名の元に相手の自由を制限する事も珍しい事ではありません。
また、感情的な揺さぶりをかけたり、罪悪感を植え付けようとする事で、相手の自尊心を喪失させ、依存関係を作り出す効果を得ようとします。
結果的に、相手は自分の判断や感情を信じる事が出来なくなり、加害者の言動に従い行動してしまう状況に陥ってしまいます。

感情的な不安定さ

多くのモラハラ加害者は、感情的な部分において、非常に不安定さな一面を持っています。
些細なきっかけで激しく怒りを爆発させたり、突然冷たい態度に豹変したり、感情のきふくが激しいのです。
相手は例えるならば、地雷を踏まないように、常に加害者の顔色を伺って生活をする状況に追い込まれます。
そのため、家庭または職場に不安定な雰囲気を作り出し、予測のできない感情の変化は、相手の精神的な面の健康に深刻な影響を与え、長期間のトラウマの原因にもなりかねません。

共感性の欠如

モラハラ加害者の特徴として、他者への共感能力の著しい欠如がみられます。
そのような男性は自分の感情や欲求には敏感ですが、他者の気持ちを理解する事、配慮する事が、きわめて苦手です。
こうした、共感性の欠如は、相手の痛みや苦しみを、こうした、共感性の欠如は、相手の痛みや苦しみを無視したり、軽視するという、態度をとります。
相手が傷ついている事を知っていても、その感情を重視する事が出来ず、自分の言動を正当化し続けます。
相手の成功や競争心を感じる事も多い傾向にあります。
相手の成功や喜びに対して、純粋に喜ぶ事が出来ず、嫉妬心や競争心を感じます。

責任転換と被害者意識

モラハラ加害者には共通してみられるのが、責任転換の傾向と強い被害者意識です。
自分の言動や行動の結果に対して、責任をとらず、常に他者や環境のせいにし、問題が起きても、自分は悪くないと考え、むしろ、自分が不当な扱いを受けていると感じるのです。

罪悪感の欠如と正当化

モラハラ夫の特徴として、自分の行動に対する罪悪感の欠如があげられます。
モラハラ夫は自分の言動が相手を傷つけても、その事を認識しているうえで正当化します。
そのため、状況を都合良く、解釈したり、責任を回避します。
妻を批判した後にあなたのためを思って言ってるんだ。
と主張したり、暴言を吐いた後には冗談だよと言った、言い逃れをします。
このような行動パターンは自分の行いの重要性を軽視し、相手の感情を無視します。

モラハラが及ぼす影響

モラハラは被害者の精神面の健康に深刻な影響を与えます。
継続的な心理的攻撃にさらされ続けてしまうと被害者はうつ病、不安障害、PTSDなどの症状を発症してしまうケースもあります。
また自尊心を奪われる事で自己否定感が増大してしまい、社会生活や仕事にも支障がでかねません。子供がいる家庭では、子供の
心理発達にも大きな悪影響を及ぼす可能性があります。

まとめ

なお、このコラムはA子さんの承諾の元に構成しております。
A子さんの色々な悩みを一人で抱えこんでしまってる人の、助けに少しでもなるのならA子さんのご好意で掲載させて頂きました。今後もA子さんに寄り添いサポートしていきます。
A子さんのご協力と勇気に感謝致します。ありがとうございます。どんな些細な事でも構いません。全力でサポート致します。お待ちしております。

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