統合失調症への理解と対処法

落ち込む女性

統合失調症への理解と対処法

昨今、統合失調症という病名の認知が広がりつつあります。
長い間、統合失調症になった方を持った家族方々は、未治療、周囲の目を気にし、家族だけで問題解決しようと苦悩してきた時代があります。
ただ、残念ながら、統合失調症はどのような精神疾患なのか?
理解に対してはまだ、認知に至っていません。
今回は、統合失調症についてお話し致します。


LINEでカウンセリング はーとぴあら 小島江津子

自身も幼少期から心の病とたたかい、そこで出会ったカウンセラーの方のおかげで、大量に服用していた薬も徐々に減っていく。カウンセリングの大切さを知り、同じような境遇の人の力になりたいと思い現在に至る。

【資格】メンタル士心理カウンセラー/メンタル心理インストラクター/チャイルド心理カウンセラー/子供心理カウンセラー


目次

統合失調症とは?

統合失調症とは、考えや気持ちが、まとまらなくなる状態が続く精神疾患で、その原因は脳のメカニズム機能にあると考えられています。
けして、特殊な病気ではありません。
思春期から40代位までに発病しやすい病気です。
カウセリングまたは治療によって回復する事ができます。

発病の要因

統合失調症の原因はまだはっきりとした解明がされてないのが現実ですが、脳内で情報を伝える神経伝達物質→ドーパミンの、バランスが崩れてしまう事が関係しているのではないかと考えられています。
また、大きなストレス、プレッシャーがかかり続ける事も関係があると言われています。
遺伝子も関係していると言われていますが、遺伝子だけの問題だけではなく、さまざまな要因が重なっていると考えられています。

統合失調症の前触れは?

幻覚や妄想といった顕著なサインが、はっきりと現れる前に気分が落ち込む(うつ病)人が怖くてたまらない(不安障害)が、混ざったような前触れのサインが現れる事が一番多いケースです。

統合失調症はどのようなサインで気づく事が出来るのか?

統合失調症の方は、考えや気持ちがまとまりにくくなるため話し方に特徴が現れやすくなります。

  • 声の大きさや抑揚がなくなる
  • 話してる最中の身振り、手振りが減少する
  • 会話がとぎれる
  • ゆっくり話すようになる
  • 口にする事が、単純な文章で終わる
  • 支離滅裂な話し方になる
  • 言いたい事が多すぎて早口になる
  • 応答に対して時間がかかるようになり、会話のテンポが合わなくなる
  • 幻覚や妄想によって架空の事柄を話しはじめる
  • 聞いた事に対して誤った解釈をする
  • 話しに一貫性がない

このような事は考えや感情がまとまらない事が原因になります。

統合失調症の3つのタイプ

陽性症状

妄想

テレビで自分の事が話題になっている、ずっと監視されている
など実際にはない事を強く確信してしまう

 幻覚

周りに誰もいないのに、命令事をされている
悪口が聞こえる(幻聴)
無いはずのものが見える(幻視)
それを現実的な感覚として知覚してしまう

思考障害

思考が混乱したり、考え方に一貫性がなくなり、会話に脈略がないため、何を話しているのかわからない。

陰性症状

 感情鈍麻

喜怒哀楽の表現が乏しく、他者の感情に共感する事ができない。

思考貧困

会話で比喩などの抽象的な言い回しが使う事ができず、理解する事ができない。

意欲欠如

自発的に何かを行う意欲がなくなる。
また一旦始めた行動を続ける事が困難になる。

自閉(社会的引きこもり)

自分の世界に閉じこもり他者とのコミニュケーションや関わりをもつ事ができなくなる。

認知機能障害

  記憶力の低下

物事を覚える事に時間がかかるようになる。

 注意、集中力の低下

目の前の仕事、勉強などに集中したり、考え方をまとめる事ができない。

  判断力の低下

物事に優先順位をつけてやるべき事を判断したり計画をたてる事ができない。

統合失調症になりやすい性格とは?

  • ひかえめな性格
  • 内気な性格
  • おとなしい性格
  • 神経質な部分と無頓着な部分を持ち合わせている性格
  • 他者からの言動等に傷つきやすい性格
  • 他者とのコミニュケーションをとる事が苦手な性格

統合失調症の方にしてはいけない事はどのような事?

  • 本人を批判する
  • 薬を服用している場合には服用をやめさせてしまう
  • 妄想や幻覚を否定する
  • 威圧的な態度をとる
  • 本人の意思を無視する
  • 本人の不安をあおる

統合失調症の方は、妄想、幻覚、不安な気持ち、誰の事も信用できないという思いがあります。
これは、非常に強い苦痛を伴うものです。
ご本人に対して、難しい事ですが、できる範囲で気持ちに寄り添い、本人の意思を尊重する事が大切なります。
聞き手の専門分野であるカウセリングをうける事も早期発見、早期解決に繋がる事も重要な事です。

統合失調症の治療方法

治療方法は2つにわけられます。
状況によっては2つを併用するケースもあります。

 心理社会療法

対話を重ねるカウセリング精神科デイケアなどがあります。

薬物療法

抗精神病薬が用いられます。

まとめ

統合失調症は珍しい病気ではありません。
いつ、誰が発症してもおかしくありません。
しかし、改善や治る病気でもあります。
そのためには、早期発見、適切な対処が大変重要になります。
ためらわずカウセリングを受ける事も大切です。
ご本人を含めご家族の苦悩からの解放に向けて、寄り添い続け全力でサポート致します。
ご連絡お待ちしております。

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