多極性感情障害(双極性障害)の正しい認識と理解
はじめに
今回は最近ある事柄で注目された、多極性感情障害についてお話致します。
多極性感情障害は他者から見ると、奇行や不可思議な言動により、変わり者という目で、見られてしまいます。
またご本人自身が病気に気づく事も難しいと言われています。

LINEでカウンセリング はーとぴあら 小島江津子
自身も幼少期から心の病とたたかい、そこで出会ったカウンセラーの方のおかげで、大量に服用していた薬も徐々に減っていく。カウンセリングの大切さを知り、同じような境遇の人の力になりたいと思い現在に至る。
【資格】メンタル士心理カウンセラー/メンタル心理インストラクター/チャイルド心理カウンセラー/子供心理カウンセラー
多極性感情障害(双極性障害)とは?
そう状態とうつ状態を繰り返す、気分障害です。
そう状態では、気分が高揚し、活動的になりますがうつ状態になると気分が落ち込み、意欲低下をおこします。
多極性感情障害(双極性障害)とは、うつ病とは異なる病気です、適切な診断と治療が必要になります。
そう状態とは?
気分が高揚し、活動生が高まる状態です。
睡眠不足にもかかわらず活発に活動し、多弁になります。
考えが次々と浮かび、過大な自信を持つなどの症状があらわれます。
うつ状態とは?
気分が落ち込み、意欲低下をおこします。
- なにもしたくない…
- 疲れやすい…
- 集中出来ない…
- 他者との関係がめんどくさい…
などの症状がみられます。
多極性感情障害(双極性障害)の種類はあるの?
多極性感情障害(双極性障害)はそう状態の程度や頻度によって2種類に分別されます。
1型
1型はそう状態が激しく、うつ状態も深い事が特徴です。
II型
軽い、そう状態とうつ状態を繰り返す事が特徴です。
多極性感情障害(双極性障害)になる原因はなに?
多極性感情障害(双極性障害)のはっきりした原因は、いまだ不明ですが、脳の働きをコントロールする(神経伝達物質)のバランスが崩れる事が関係していると解明されています。
その他、遺伝、生活習慣ストレスなども関わりがあるといわれています。
神経伝達物質ってなに?
神経細胞 ニューロンで産まれる化学物質で神経細胞興奮、抑制を他の神経細胞に伝達する働きがあります。
主な神経伝達物質
- アミノ酸
- ペプチド類
- モノアミン類
- (ノルアドレナリン、ドーバミン
- セトロニン、ヒスタミン)
- アヤテルコニン
などがあります。
多極性感情障害(双極性障害)になりやすい人とは?
肥満型の体格の方循環性性格の方に多くみられます。
循環性性格の人の特徴は?
- 社交的
- 善良、親切、人情味がある
- ユーモアがある
- 活発、活動力がある
- 静かな人
- 穏やかな人
などです。
また
- 身体疾患、転職、退職、転居
- 異性関係、近親者の病気や
- 死亡、妊娠、出産
など、人生の分岐点が原因となる事が多くみられます。
治療法はある?
- 心理社会的治療
- 薬物治療
心理社会的治療
ご本人が病気について、正しく理解をして、症状があらわれた時に適切にコントロールできるようにしていく支援治療です。
カウンセリングを受ける事もとても大切になります。
カウンセラーと対話を重ねる事によって、ご本人が自分の病気への理解や、こころのコントロールのバランスを取り戻し、カウンセラーと共に一つづつ、次の段階へと進み、ゆっくりと、本来の自分を、取り戻していく事ができます。
薬物治療
長期治療が必要になります。気分安定薬抗精神病薬を使用します。
多極性感情障害(双極性障害)の治療は
(完治)ではなくあくまでも、症状が安定する(寛解)という状態を目指します。
寛解とは、障害の特性を考えたうえでの回復度合いの事です。
心理社会的治療、薬物治療によって、症状をコントロールし安定した生活を、送る事を目指します。
同時に、再発を防ぐためにも継続的な、カウンセリングセルフケア、アフターケアが重要になります。
まとめ
多極性感情障害(双極性障害)は残念ながら、ご本人が自分で気づく事は困難をともないます。
周囲に居る方やご家族の気づきが、大切になります。
多極性感情障害(双極性障害)に対しての、理解を深め同時にご本人の、苦しみに対しても理解を深める事がとても大切で重要になります。
少しでも、心当たりがあればご家族の方も迷わずに、悩まずに、ご相談ください。
一緒に改善に向けて歩んでいきます。
笑い合える日が必ずきます。
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