自分自身の解放のために

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脳がキャパオーバーしているのに、それがいつもの日常になってしまうと自分自身では脳が疲れてしまっている事にまったく気が付きません。

本当はもう限界を超えてしまっているのに、それが普通の状態になってしまっていると、 気が付かないうちに身体や心が、すでにダメージを受けてしまっている事がわからず、突然突然、心が乱れたり、身体に色々な症状がでてきてしまう事が多いのです。

我慢強い人は大丈夫という言葉を常によく使う傾向にあります。
本当は大丈夫ではないのです。
大丈夫ではない事は自分自身が一番わかっているはずです。

もう少し頑張ってみよう…
もう少し頑張ってみよう…

その繰り返しを毎日自分に言い聞かせるようにしてしまいます。
身体の調子が悪くても、身体に異変が生じても、大丈夫我慢出来ると自分自身に言い聞かせてしまうのです。
これは元々の性格もありますが、育ってきた環境、生真面目、完璧主義などの要因が深く関係している事が多いのです。
そしてそれが当たり前になってしまいます。
私達、人間はロボットではありません。
いつ、自己爆発、自己崩壊に陥るかわかりません。

人に頼る事が出来ない人は、頼らないのではなく、頼り方がわからないのです。
自分自身からみると、人に頼るという事は、自分のワガママを言う事になると思い込んでしまっているのです。
何をするにも、頼るという事を前提にはまったく考える事がないのです。
頼るという事に罪悪感さえ覚え、自分で頑張ってみよう…という考えに至ってしまうのです。
そのような考えが常に先行してしまいます。
そしてその自分だけで頑張ってみよう…
この繰り返しを続け知らぬ間に、自分では本当はもう抱えきれないほどなのに頑張り続けてしまいます。
重複になりますが、元々の性格、育ってきた環境、生真面目、完璧主義な人が陥りやすいと言われています。
ほんの少しだけ考え方を変えてみれば…
それがとても難しくて頭では理解していても、今までの性質がありますので簡単に変える事は容易な事ではありません。
ほんの少し考え方を変えるには何年もかかる事も少なくありません。
それでも完全に変わる事は中々容易な事ではありません。まずは自分で自覚をして、今までの考え方、思考を少しづつ変えてみようと自分で心をコントロールする力を、繰り返し続けて身に付けていかなければなりません。
ただそれは、それで、ストレスを増幅させてしまう可能性もいなめません。

人の思考とは、大半の人はマイナスに考える事はいくらでも考えられる傾向にあります。
例えば、 自分自身に良い事が続いたり、自分の思うように物事が進んでしまうと、素直にその状況を受け止める事ができず、後から悪い事柄が立て続けに起こるのではないか…
不安だけを募らせてしまう事も少なくありません。
嬉しい事、楽しい事と思える事が起きているにも関わらず、素直にその事実を受け止める事ができず、かえって不安材料に知らぬ間に変換してしまいがちになってしまいます。

大きな変化を求めるのではなく、まずは小さな事から心のコントロール、考え方、思考、を少しづつ変えていく事を試してみましょう。
マイナス思考になってしまうのは仕方ありません。
無理にポジティブになろうとしてもストレスだけが増えてゆくだけです。
例えば今日一日の中で、少しだけでも、クスッと笑えた事あったかな…
少しだけ嬉しいと思った事あったかな…
少しだけこれは幸せだったな…

それを、毎日、毎日、繰り返し、どんな小さな事でも良かった事を引っ張りだせる心のコントロール、考え方、思考を身に付けていけるように、無理のない程度から始めてみましょう。

簡単な事ではありません。
時間もかかる事です。

ですが良かった事を引っ張りだせる事が身についたら、また自分の風景も変わる事でしょう。
自分自身で心のコントロールを身に付けられる人もまれにいますが、多くの人がその作業をまた頑張り過ぎてしまうため、かえって心の輪が絡まり始めてしまいがちです。
自分一人だけではなく他者と一緒にゆっくり照らし合わせてゆく事で、少しづつ自信を身に付けていき、良い事が起これば、それは今の自分に起こっている事なのだから、素敵な事だと素直に受け止められる力を身に付けてゆきましょう。

自分自身のキャパオーバーも
大丈夫…大丈夫…と言い聞かす。
一人だけで頑張る…
そのような考えも一緒に手探りしながら、自分自身を少しづつ解放してあげられるように、焦らず、ゆったりと緩めていく事が大切です。

自分自身を解放してあげる道すじを一緒に探しましょう。
頼るという事は決してワガママではありません。
全て自分自身で背負う必要もないのです。
人は人で崩れてしまう事も確かにたくさんありますが、やっぱり人は人で救われる。
その仕組みを自然に受け入れられる事ができ、自然に思う事ができるように一緒に見つけて、拾っていきましょう。

そして、本当に心の底からの大丈夫！をみつけにいきましょう。